喉から手が出るアンチエイジングテクニック

私を突然襲った大病との戦いを通じて得た健康に対する心得を綴ります!!

大動脈解離との戦い 3

 

私の治療は 約1週間点滴だけでベッドに寝たきりの状態が続きました。

人は怪我などで出血すると血小板の働きで傷口で血液が固まり出血が止まります。

その後、出血を止めた塊はカサブタとなって傷口を守り、癒えると自然に

剥がれ落ちてめでたく自然治療完了となりますが、

血管の中でも同じことが起こるのだそうです。

血管の内側が剥がれ傷が出来ると、これを知らせる物質が血中に現れるそうです。

すると傷の部分に血小板が集まって来て塊を作り傷をふさぎます。

外傷の治し方と違うのはここからで、血小板によって傷を塞ぐ塊が出来て血流

が阻害される状況になるとまた血中に違う物質が現れて今度はこの塊を溶かす

ように働くのだそうです。

A型大動脈解離の治療は人の自然治癒力を 利用して行われ、その回復状況は関係

物質を注意深く監視することで把握することが出来るそうです。

後は血管の裂け目が広がらないように血圧を厳重に監視して自然治癒を支援します。

こうして私は約1か月で回復しました。

解離を起こした部分は治っても傷口は残っており、少なからず血流を阻害して

いるはずですので定期的な検査は必須となってしまいました。

ところでこの入院期間中の検査でとんでもない病気が潜んでいることを主治医

から知らされたのです。

         続く