私が発症した病気は!
色々な検査を経て救急室へ戻ると当直医があなたの病名が特定できました。
この病気は私の専門ですよ!今は手術はしなくて大丈夫、必ず治るから頑張ろうね。
生きると言う事に執着しなさい。 との力強い言葉を掛けてくれました。
本当に嬉しい、この時ほど 生きると言う言葉を噛みしめたのは初めてのことでした
私を突然襲った病魔は 大動脈解離 スタンフォードB と診断されたのです。
血管は3層構造のパイプだそうで、解離とは一番内側の血液と触れている内層に傷
(裂け目)ができるとそこに血液が流れ込み内層を剥がして行き遂には血流を止めて
しまう恐ろしい病気です。
この病気は初期症状は全く無いのが特徴だそうで、発症するとアッと言う間に症状が
悪化するので特定が遅れると死亡に直結する本当にこわい病気です。
この後、さまざまな治療を受けていくなかで判明するいくつもの幸運が
私にはあったのです。
続く